インビザラインとは~マウスピース矯正とどう違う?~
「インビザラインの治療が気になる!でも・・」
「他のマウスピース矯正とどう違うの?」
「インビザラインって他の矯正治療よりも高いの?」
「インビザラインが自分にとって理想的な治療なのかわからない」
という方が当院には多くいらっしゃいます。
そこでこのページでは、インビザラインとはどんな治療なのか、インビザラインのメリット・デメリット、治療のリアルな進め方や価格について等を紹介します。
目次
マウスピース矯正の最先端・インビザラインとは
矯正治療を始めるにあたり
「矯正治療中の見た目が気になる」
「口の中にワイヤー装置を入れるのに抵抗がある」
「一度つけたら装置を外せないの?」
これらの悩みを解決して歯並びを治療できるのがマウスピース矯正です。
マウスピース矯正の中でも色んな種類があり、中でもアメリカのアライン・テクノロジー社の技術を活用するマウスピース矯正をインビザラインと呼びます。
インビザラインとマウスピースの共通点
インビザラインとは、透明なカスタムメイドのマウスピース(アライナーとも呼びます)を使用して、歯を矯正する最先端の矯正治療です。従来のワイヤー矯正とは異なり、インビザラインアライナーは透明で目立たずご自身でも取外しができるため、見た目の影響を抑えながらお口の審美を改善したい方に適した治療です。
インビザラインとマウスピース矯正の違い
インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー(Align Technology, Inc.)が1999年に米国で開始したマウスピース矯正です。デジタル技術でマウスピースをデザインするという革新を起こし、世界で1400万人以上が治療を受けています。
一方でマウスピース矯正は、インビザラインに限らず、マウスピースを使用する矯正治療全般を指します。
インビザラインの世界シェアが高い理由
インビザラインは1977年からサービス提供を開始しており、マウスピース矯正の革新的な成長の先端を歩んできました。特にデジタル技術に優れ、お口のデータ作成からマウスピース作成、歯が動くシミュレーションまでをデジタルで完結させている点が特徴的です。
デジタルシミュレーション設計
インビザラインは、マウスピースの設計をデジタル技術でデザインしてきたという点で革新的です。従来の型どりに代わり3Dスキャナーで大量の写真を撮り、お口の中の3次元データを作成、3次元データをもとにインビザライン治療のシミュレーションが可能です。
透明で目立たないアライナー
インビザラインを使用すると、見た目の変化が限定的です。透明なアライナーはほとんど目立たず、ご自身でも取り外しが可能です。
医療プラスチックでぴったりフィット
インビザラインアライナーはオーダーメイドです。滑らかなプラスチック製で、歯にぴったりとフィットします。また、取り外し可能なので、食事、ブラッシング、フロスもいつも通りご利用いただけます。
どんな歯並びの治療ができるの?
インビザラインは、比較的軽度な不正咬合や歯並びの問題に適しています。そのため重度な不正咬合の方やデリケートな治療を求める方は、その他の矯正治療が適している場合があります。
初診カウンセリングではお口の中を診断した上で、ご自身が希望する矯正治療法と比較検討することが可能です。
\初診カウンセリングで自分に合った治療プランを聞いてみる/
歯列矯正のメリット
歯を正しいポジションに移動する歯列矯正には、どのようなメリットがあるかを紹介します。
審美性向上と心理的な効果
歯列矯正で歯が正しいポジションに移動することで、審美性が高まります。心理的な効果については個人差がありますが、笑顔に自信が持てる、大きなお口を開けて笑えるようになった等が挙げられます。
お口の清掃性とむし歯や歯周病のリスク
不正咬合の度合いにもよりますが、歯と歯の重なりが多ければ多いほど歯ブラシやフロスが当たりづらく、むし歯や歯周病のリスクが高い状態になってしまいます。ところが歯列矯正で歯と歯の重なりが減ると、清掃性が高まり、むし歯や歯周病のリスクを低くすることが可能です。
発音や咀嚼などの機能性が高まる
歯並びの状態によっては、発音しづらい音(サ行、タ行)などがありますが、歯列矯正により改善されるケースがあります。また、咬み合わせの状態によっては咀嚼機能が改善されるケースもあります。※詳しくは初診時、担当の歯科医師にお問い合わせください。
全身への間接的効果
歯の咬み合わせが悪いと、全身のバランスが悪くなったり、頭痛や肩こりの原因になるという研究結果があります。歯列矯正により咬み合わせがよくなることで、これらの症状を改善できる場合があります。
インビザラインのデメリット
インビザラインアライナー治療の限界
インビザラインアライナーの治療は比較的軽度な不正咬合が主な対象となり、重度な不正咬合や多角的な症状がある場合は適応外となります。
インビザライン適応外の場合、多くは初診カウンセリングの段階で判明します。
患者さまお一人おひとりに合った治療法がみつかるように、当院ではできるだけ複数の治療計画を提案して、患者さまご自身が最終決定できるようにしています。
1日20~22時間以上のアライナー装着が必要
インビザラインは、装着時間が短いと、治療計画通りに歯をコントロールできません。お食事時と歯磨きの時以外は、原則装着していただくことを推奨します。また、装着中のご飲食(水を除く)はお控えください。
ご来院前にオンラインカウンセリングで治療の可能性や期間・費用など、大まかな話を聞くことも可能です。ご希望の方はLINEでご予約ください。
インビザラインの治療はどんな流れで進むの?
インビザライン治療は初診カウンセリングから始まります。(完全予約制)
STEP1 ご希望を伝えてください
どのように気になるかを伝える
気になる症状は「出っ歯」や「すきっ歯」「クロスバイト」などの言葉になっているとは限りません。例えば、「この歯の角度を変えたい」「歯の先端の見え方がとがって見える」「ここの並びがなだらかじゃない」「下から写真を撮った時の見え方」「歯の正中と顔の正中が合っていない」など、ご自身の言葉で伝えてもらって大丈夫です。
ご希望の矯正期間
「〇〇年〇月中に歯並びを変えたい」「〇〇年△月×日に撮影があるので、その日には整えたい」などお知らせください。
咬み合わせについて
歯は上下が咬み合って機能しています。診察時にもチェックしますが、咬み合わせが気になる場合は、どんな時に気になるかを知らせてください。
希望する矯正装置が決まっている場合
矯正する部位⇒全顎矯正 / 部分矯正
装置の種類⇒インビザライン矯正 / マウスピース矯正 / 表側矯正 / 裏側矯正
※希望がない場合やご不明な場合はそのように伝えてもらってOKです。
希望する矯正装置や予算
「なるべく目立たないのがいい」「お手入れがラクなのがいい」「費用はいくらまで」などの希望を知らせてください。
STEP2 お口を見ます
診察時は、担当の歯科医師がお口を診ます。お口の状態や顔貌を詳しく診ます。
STEP3 担当医から治療プランの提案
大まかな治療プランを提案
お口を診た結果、ほんとうに矯正治療が必要なのか、またご希望の治療が可能なのか、治療の大まかな方針や費用・期間などをお話しします。
なるべく患者さまのご希望にあった治療プラン
当院では、患者さんのご希望を大切にしています。「なるべく患者さんの希望に沿った治療プラン」「それが難しければ、希望に近いプラン」を提案します。
※矯正治療は医療行為ですので、必ずしも患者さまのご希望通りのことができるとは限りません。
最終決定は患者さま自身
担当の歯科医師は治療プランを提案しますが、治療を決めるのは患者さまご自身です。
※もしかしたら、自分の予算感よりも高い治療を無理強いされたり、押し売りされたりするのではないかと心配している方もいるかもしれませんが、そのような行為は一切していませんので、ご安心くださいね。
初診はこれで終了です。
治療を進める場合は、お電話またはLINEで精密検査をご予約ください。
STEP4 精密検査
口腔内スキャナーを使用して、お口の中の3次元データを作成
口腔内スキャナーでお口の中の写真を撮り、3次元データを作成します。
矯正シミュレーション
インビザライン治療をご希望の方は、矯正シミュレーションが可能です。現状のお口元と矯正治療後のお口元をシミュレーションします。
インビザラインアライナー作成
歯科医師が治療計画を作成し、インビザラインアライナーを作成します。
精密検査をすることで、治療計画が確定できました。
複数の治療計画をご提示させていただいた場合は、患者さまご自身に選んでいただき、治療を開始します。
STEP5 歯のポジションをコントロールする治療
インビザラインアライナー装着
インビザラインアライナーをお口に装着し、歯のポジションをコントロールしていきます。マウスピースの取り扱いについてかんたんな説明をうけます。
アライナーは1日に22時間以上装着します。約2週間ごとにアライナーを新しいものに交換することで、少しずつ歯を正しいポジションにコントロールします。
定期的なチェック
お口の状態が治療計画通りに進行しているかをチェックし、必要な処置を行い、次のステップに移ります。
治療終了
歯が正しいポジションに移動したら、歯のポジションをコントロールする治療は完了となります。
ここからは、キレイになった歯並びが後戻りしないための保定治療となります。
STEP6 保定治療
後戻りの予防
矯正治療で歯が正しいポジションに動いたら、歯を定着させるための保定治療に入ります。
保定治療は、歯の裏側につけるワイヤー装置と取り外し可能なマウスピース装置を併用するケースが多いです。
保定治療は2年~が目安です。保定期間中のチェックは3~6ヶ月に1回です。
インビザラインの価格
上下片側のインビザライン |
上下両側のインビザライン |
|
初診カウンセリング |
3,300円 |
3,300円 |
精密検査 |
22,000円 |
22,000円 |
装置費用 |
440,000円 |
825,000円 |
矯正時の処置料 (1回あたり) |
5,500円 |
5,500円 |
保定時の処置料 (1回あたり) |
1,100円~3,300円 |
1,100円~3,300円 |
※処置が必要な場合は別途費用が発生することがあります。
※価格表記はすべて税込です。
お支払い方法
現金 / 銀行振込 / クレジットカード / デンタルローン
分割払い
医院窓口での分割払い
治療期間に準じて、当院の窓口で分割払いに対応します。(無利子)
(例)30万円を3回分割⇒矯正治療開始時を含む来院時3回に10万円ずつ
デンタルローン
デンタルローンの契約で、最大84回までの分割が可能です。(要審査)
\初診カウンセリングで自分に合った治療プランを聞いてみる/