矯正歯科医が考える理想の噛み合わせとは

「噛み合わせが悪い気がするけど、何が悪いのかわからない」
「お口元の美容をより高めるには、どんな噛み合わせを目指せばいい？」

ご自身の噛み合わせが良いか悪いか、具体的なチェックポイントがわからない方も多いのではないでしょうか。

 

矯正歯科は噛み合わせの治療を行う専門家です。

ここでは東京加悦矯正歯科クリニックが考える『健康＆機能』と『審美＆美容』からみた『理想の噛み合わせ』について、写真をまじえながら紹介します。

 

健康面からみた噛み合わせ診断ポイント

矯正歯科医師から見た噛み合わせの診断ポイントは多々あるのですが、その一部を紹介します。
当クリニックでは、矯正治療のゴールとして最低限これらを網羅していることを条件としています。

 

健康的な噛み合わせが成立する8つの条件

(1) ご本人がアゴ（噛み合わせも含め）の違和感、痛みを感じないこと。

(2) 両側奥歯が均等に、しっかり当たって噛めること。

(3) 上下の歯を軽くカチカチ噛んだ時に、上前歯4本に下の歯が強く当たっていないこと。

(4) 上下の犬歯がしっかりと噛んでいること。

(5) 下アゴを左右に歯軋りするみたいにズラした時に、犬歯が当たっていること。

※特に4、5は噛み合わせのキーポイントで、上下の歯を少し下から見た時に、上から三番目の写真(右)のように噛んでいると、かなりポイントが高いと言えます。

(6) 5の状態で、奥歯（特に奥から2本、第一大臼歯、第二大臼歯）が当たらないこと。

(7) 下の犬歯3が上の側切歯2と犬歯3の間に噛み込んでいる。

(8) 上下の歯の間に大きな隙間がない。

 

＼ご相談・予約はLINEが便利です／

審美面からみた噛み合わせ診断ポイント

当院が考える理想のパーフェクトビューティー

せっかく矯正治療で歯の位置をコントロールできるのですから、目指すはパーフェクトビューティーですよね。
では、歯の位置としてどのような状態が目指すべきゴールなのでしょうか？

患者さまによっては、こだわりがあり理想が異なる場合もありますが、一般的な例としては以下7つのポイントを紹介します。

 

上下正中線の一致（顔貌との一致）

歯列中央の直線とお顔の中心が合っている事が1つめの条件です。（写真内・青線）

 

 

上前歯の切端ライン

上前歯の切端ライン（前歯の先端部分 / 写真内・青線）がバランスのとれた位置で並ぶ事が2つめの条件です。 ※切端ラインが一直線に並ぶ事ではありません。

 

 

歯頚部（歯肉部）ライン

歯と歯茎の境目ライン、つまり移行部（写真内・黄緑線と青線）が均一であることが3つめの条件です。

 

歯ぐきの境界がV字状

歯と歯の間には歯ぐきがV字に入り込み、歯と歯の間に隙間がない状態であることが4つめの条件です。

 

 

切端位 (トゥースエッジライン)

歯を見せて笑った時に、上前歯の切端が下くちびるのドライウェットラインに触れることが5つめの条件です。
※ドライウェットラインとは、下唇の乾いているところと濡れているところの境界線をさします。

 

上前歯のガムラインが見えすぎないこと

歯を見せて笑った時に、上前歯のガムラインが見えすぎないことが6つめの条件です。
※ガムラインとは上唇から上の歯の境目までのことをさします。

 

 

エステティックライン（Eライン）

上下の唇を軽く合わせた時、唇の位置がエステティックラインの内側、もしくはライン上にあることが7つめの条件です。
※エステティックラインとは、顔の真横から見たときに、鼻の先からアゴの先にかけてひいた直線を指します。Eラインと呼ぶこともあります。

 

 

以上、お口元の理想的な噛み合わせについて7つの条件を紹介しました。

これらの審美的理想に近づけるのも矯正治療の目標です。

 

＼ご相談・予約はLINEが便利です／

 

歯並びが良くても噛み合わせが良いとは限りません

矯正治療を他の歯科医院で行なった後、当院（旧・三橋デンタルオフィス）で治療した例を紹介します。

セカンドオピニオンで来院された方の症例（他院で矯正治療２年経過）

他の歯科医院で矯正治療をはじめて2年以上経ち、担当医から治療終了を告げられたものの、歯の噛み合わせに違和感をおぼえ、当院にセカンドオピニオンにいらっしゃった患者さまです。

セカンドオピニオンご来院時

正面からの見かけは、歯がきれいに並んでいますが、詳しくみると歯の噛み合わせが成立していない状態でした。
患者さんが感じた「噛み合わせの違和感」があって当然の状態と言えます。

 

当クリニックで噛み合わせ治療終了後

噛み合わせを成立させるには、歯を正しいポジションに移動させます。
当院で矯正治療を行い、噛み合わせを治療したところ、噛み合わせが成立しました。

 

矯正歯科は審美面と機能面の両立を考えるべき

歯科矯正で審美面の回復に力を入れるあまり、噛み合わせや機能面がおろそかになる例は少なくありません。
当クリニックでは、歯を並べるだけでなく、咬合（噛み合わせ）の観点を踏まえた診療を行ない、矯正歯科のゴールを『審美面と機能面の両立』としています。

 

＼ご相談・予約はLINEが便利です／

 

日本人と歯並び

古くから使われる「明眸皓歯」

海外の方がみる、日本人の歯並び

一方で、日本人の歯並びの評判はよくありません。
西洋諸国では、アジア人を見分ける時に「歯並びが悪ければ日本人」と言うほどです。

他国では歯並びを重視する文化があり、子供時代に当たり前のように矯正します。
外資系企業に就職するには、歯並びが悪いと不利とも言われています。
そういった意味では、日本の矯正歯科の文化は遅れているといえるでしょう。

 

歯科矯正と初診カウンセリング

当クリニックには、歯の機能面を求める男性スポーツ選手、歯の審美面を追求するモデル職や経営者の方など、様々なニーズの方が来院されています。

歯科矯正は多くの方にとって初めての治療です。

当院では有意義な矯正治療を実現できるように、患者さんと歯科医師とコミュニケーションを大切にしています。

初診カウンセリングの際に、どのようなレベル感を求めるかをご相談いただければ、それに必要な診療プラン（概算見積もりや期間など）をご案内します。

 

 

 

＼ご相談・予約はLINEが便利です／

オンラインカウンセリング（無料）または初診（3,300円・税込）をご希望の方は、LINEチャットでご希望日時とご希望内容を送信してください。