すきっ歯の矯正

「歯のすき間が気になる」
「前歯を見せて笑いたくない」
「すきっ歯が大きくなってきた気がする」

このように思ったことがある人は、一度は矯正治療を考えたことがあるのではないでしょうか。

一般的なすきっ歯

本ページでは、東京加悦矯正歯科クリニックの歯科医師が実際に歯科矯正で治療した症例を紹介すると共に、一般的なすきっ歯の治療法を解説します。

すきっ歯を矯正治療した症例

子どもの時期のすきっ歯は、生え変われば自然に治りますが大人になってからのすきっ歯は、自然には治りません。でも適切な治療をすれば治ります。

東京加悦矯正歯科クリニックですきっ歯を治療した症例を紹介します。

すきっ歯を表側矯正で治療した20代女性の場合

すきっ歯矯正症例1-すきっ歯を裏側矯正で治療した20代女性の写真

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患者さんの希望・お悩み

  • 上の前歯が乱れている
  • 2番目の歯が奥にズレている
  • すきっ歯が気になる

診断

左上2番目の歯が舌側にずれ(舌側転移)、それにより前歯にすき間ができている状況でした(正中離開)。
上・前歯の部分矯正で歯の位置を正しいポジションに移動することで、すき間をなくすことが可能です。
また、歯の形のバランスにもやや問題がある状況でした。
左上2番目は通常よりも小さな歯(矮小歯)で、左上1番目は歯が通常よりも大きいという特徴がありました。
そこで、矯正治療後に小さな歯は補綴で歯に長さを出し、大きな歯は削って形を整えることで、前歯のバランスを整えます。

主な矯正装置と部位

  • 表側矯正(唇側矯正)
  • 上の前歯3番~3番(上前歯の犬歯から犬歯まで)
表側矯正ですが、ワイヤーとブラケットの色をより目立たない色に変更。ワイヤーの色、ゴールド。ブラケットの色、透明。

矯正治療の期間

8ヶ月

治療費用

  • 装置料 330,000円(税込)(矯正装置費用)
  • 処置料 5,500円(税込)×8回

担当医から患者へのコメント

はじめて当院にいらした際は、前歯の乱れを気にされていましたね。
治療を繰り返すごとに笑顔が明るくなり、たいへん嬉しく思います。

すきっ歯を全顎矯正と補綴で治療した20代男性の場合

すきっ歯矯正症例2-すきっ歯を全顎矯正と補綴で治療した20代男性の写真

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患者さんの希望・お悩み

  • 歯列のすき間が気になる
  • 期間や時間がかかっても、しっかり治療したい

診断

歯のすき間が気になり来院されました。すきっ歯の原因として欠損歯(歯の本数が足りない)と矮小歯(通常よりも小さな歯)と乳歯がありました。
そこで乳歯は抜歯を行い、矯正治療で歯の位置をコントロールし、欠損部にインプラント、矮小歯にかぶせ物治療をしました。

主な矯正装置と部位

  • 表側矯正(唇側矯正)  
  • すべての歯列(全顎矯正)

正面

表側矯正ですが、ワイヤーとブラケットの色をより目立たない色に変更。ワイヤーの色、ゴールド。ブラケットの色、透明。

上の歯

初診時、治療中、治療後の写真。上の歯抜歯2本。最終的にはインプラント2本。

下の歯

初診時、治療中、治療後の写真。下の歯抜歯1本。最終的にはインプラント1本。

矯正治療の期間

1年8ヶ月間

治療費用

  • 装置料 990,000円(税込)(矯正装置費用)
  • 処置料 5,500円(税込)×20回
    ※別途、抜歯、補綴費用

担当医から患者へのコメント

矯正治療が終わってから補綴治療と長い期間お疲れ様でした。治療が進むごとに、どんどん表情が明るくなっていく様子が印象的でした。ご満足のいく治療ができて、よかったです。

すきっ歯を部分矯正で治療した20代女性の場合

すきっ歯矯正症例3-すきっ歯を部分矯正で治療した20才女性の写真

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すきっ歯矯正症例3-すきっ歯を部分矯正で治療した20才女性の写真。正面、下から、口元の3方向から。

患者さんの希望・お悩み

  • 前歯のすき間が気になるので、治療したい

診断

舌の癖が原因で、上下正中部にすき間が生じていました。
矯正治療ですき間を閉じることが可能です。

特筆すべきリスク
舌で前歯を前に押し倒してしまう習慣があるので、治療後もすきっ歯になる可能性が考えられます。
矯正治療後に行う保定治療を通常よりも長めに行うこと、舌の使い方を改善するMFTトレーニングの受診により、再発リスクを下げられます。

主な矯正装置と部位

  • 患者さまのご希望により、上は裏側矯正、下は表側矯正を選択しました。
  • 上下の前歯

矯正治療の期間

7ヶ月間

治療費用

  • 装置料 660,000円(税込)
  • 処置料 8,000円(税込)×7回
    MFTトレーニング 3,300円(税込)×3回

担当医から患者へのコメント

歯並びがもともと綺麗な方でしたが、すき間なく歯がそろうことで、笑顔が素敵になりましたね。新たな人生の門出に間に合ってよかったです。おめでとうございます。

すきっ歯を前歯の裏側矯正で治療した30代男性の場合

すきっ歯矯正症例4-すきっ歯を前歯の裏側矯正で治療した30代男性の写真

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患者さんの希望・お悩み

  • 前歯のすき間が気になるので治療したい
  • 矯正で治療したい

診断

前歯にすき間がありました。(正中離開)
すきっ歯の原因は、骨全体が前方位にあり、下前歯が上前歯を前方に押し出していることにあります。
骨格的影響があるため、矯正治療だけですべてのすき間を閉じるのは難しい状況でした。
そこで、正面にあるすき間を、より目立たない犬歯の手前に移動させていただきました。

主な矯正装置と部位

  • 裏側矯正(舌側矯正)
  • 上の前歯

矯正治療の期間

6ヶ月間

治療費用

  • 装置料 440,000円(税込)
  • 処置料 6,600円(税込)×6回

担当医から患者へのコメント

お仕事柄、外見を大切にしたいとおっしゃっていたのですが、骨格要因を含むケースで、矯正治療だけの完治は難しい状況でした。
前歯だけの矯正治療でしたが、それでも第一印象が大きく変わったのではないでしょうか。
是非これからもお仕事頑張ってください!

すきっ歯を裏側矯正で治療した20代女性の場合

すきっ歯の治療前後写真

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患者さんの希望・お悩み

  • すきっ歯が気になるので、治療したい
  • 目立たない装置で治療したい

診断

上の前歯にすき間がありました。
上下の歯の咬み合わせがやや深く、それによりすきまが生じている状況でした。

特筆すべきリスク
過蓋咬合(噛み合わせが深いこと)の正中離開(上の真ん中の歯と歯の間に隙間がある状態)は、長期的に保定を行わなければ、後戻りする可能性があります。

主な矯正装置と部位

  • 裏側矯正(舌側矯正)
  • 上の前歯4本

矯正治療の期間

5ヶ月間

治療費用

  • 装置料 440,000円(税込)
  • 処置料 6,600円(税込)×5回

担当医から患者へのコメント

ご結婚おめでとうございます!
治療途中でご結婚が決まり、幸せのお裾分けをいただいて、ありがとうございます。
ダイヤのように輝く白い歯をこれからも大切にしてください。お幸せに。

すきっ歯を表側矯正で治療した23才女性の場合

すきっ歯矯正症例6-すきっ歯を表側矯正で治療した23才女性の写真

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患者さんの希望・お悩み

  • すきっ歯が気になるので、治療したい
  • 前歯をキレイにしたい
  • 短期間で治療できる前歯だけの矯正を希望

診断

正中にすき間があるほか、左上前歯が軽度にねじれていました。
すきっ歯の原因としては、左右正中歯のずれが影響していました。
矯正治療でずれを正すことにより、すき間を改善します。

特筆すべきリスク
部分矯正だけでは正中のすきっ歯は治療できますが、その他の箇所にすき間が残る可能性があります。

主な矯正装置と部位

  • 表側矯正
  • 上の前歯

矯正治療の期間

5ヶ月間

治療費用

  • 装置料 275,000円(税込)
  • 処置料 5,500円(税込)×5回

担当医から患者へのコメント

就職前のなにかと忙しい期間、通っていただき、ありがとうございました。
無事就職も決まり、春から就職されるとのご報告をいただき、大変うれしく思います。
素敵な社会人生活をお過ごしください!

すきっ歯と矮小歯・欠損歯を矯正と補綴で治療した20代女性の場合

すきっ歯矯正症例7-すきっ歯と矮小歯・欠損歯を矯正と補綴で治療した20代女性の写真

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患者さんの希望・お悩み

  • 前歯のすき間が気になる

診断

前歯にすき間があり、位置的異常もありました。
左上2番目の歯が、矮小歯といって、通常よりも小さい歯であったことと、歯の本数も通常より少ないことが原因で、すき間ができていました。
矯正治療で歯の位置をコントロールして、すき間を矮小歯のサイドに集めます。その後、矮小歯にかぶせものの治療で歯を大きくします。

主な矯正装置と部位

  • 表側矯正
  • 上の前歯

矯正治療の期間

6ヶ月間

治療費用

  • 装置料 275,000円(税込)
  • 処置料 5,500円(税込)×6回
    別途、補綴費用(かかりつけ医院での治療となります)

担当医から患者へのコメント

子どもの頃から矮小歯が気になっていたとのこと。意を決してご来院いただいたこと、ありがとうございます。
乳歯が生え替わらない方は日本人で10人に1人ほどいるというデータもあり、通常よりも小さい歯として、歯列のバランスを崩しがちです。
歯並びと歯の大きさの両面が良くなり、とても美しくなられましたね。
これからのご活躍を祈っております。

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ここまで当院ですきっ歯を矯正治療で治した症例を紹介しました。

ところで、すきっ歯になった原因はそもそもどんな症状で、どんな治療法があるのでしょうか。
すきっ歯について詳しく紹介します。

すきっ歯の症状と原因

すきっ歯とは

永久歯が生えそろった後の歯並びにおいて、歯と歯の間に不自然なすき間が存在する状態をすきっ歯(空隙歯列)といいます。

すきっ歯の写真

※子どもの成長過程で見られる一時的なすき間とは異なります。

すきっ歯になる原因

すきっ歯になる原因は複数の要因が関与していることが多いです。

すきっ歯の原因になる習慣

生活習慣が原因で、すきっ歯になる場合があります。

    • ・指しゃぶり

指しゃぶりをしていると、歯が前に飛び出るように、歯に隙間ができる場合があります。
吸い方などにより様々ですが、歯並びや咬み合わせに影響が考えられます。

    • ・つめをかむクセ

指しゃぶり同様、歯が前に飛び出るように、歯に隙間ができる場合があります。

    • ・舌を前歯にあてるクセ

指しゃぶり同様、歯が前に飛び出るように、歯に隙間ができる場合があります。

すきっ歯の原因になる咬み合わせ

咬み合わせの機能が正常に働いていないことで、すきっ歯になる場合があります。
例えば、下の前歯が上の前歯に強くあたることで上の前歯が押し出され、上の前歯がすきっ歯になるケースなどがあります。

すきっ歯の原因となる生まれつきの特性

生まれつきの特性が原因で、すきっ歯になる場合があります。
「生えてきた歯の大きさ」と「歯がうわっている骨(歯槽骨)の大きさ」のバランスが取れていないことが考えられます。

    • ・歯の本数が少ない(欠損歯)

通常は永久歯が28本生えてきますが、約1割の人は歯が生まれつき少ない傾向があり、すきっ歯の原因になります。

    • ・歯の形が小さい(矮小歯)

一般的な永久歯よりも極端に小さな歯になる場合があり、すきっ歯の原因になります。

    • ・歯槽骨が大きい

歯が生えている土台には歯槽骨(しそうこつ)という骨があります。
歯槽骨が大きく成長しすぎる場合、歯列にすき間が生じる原因になります。

すきっ歯を治療する方法

歯の位置的問題がある場合の治療方法

矯正歯科では、歯の位置をコントロールして、歯並びや咬み合わせを治療します。
歯を移動することで、すき間を埋めます。

欠損歯がある場合の治療方法

欠損歯がある場合、歯がない欠損部に他の歯が移動してしまう場合があります。そのためすき間が多数に分散してしまうことが多いです。

治療にあたっては、すき間を1箇所に集めてその部位にインプラントなどの補綴治療が必要になる場合があります。

上の歯、抜歯2本。最終的にインプラント2本

矮小歯がある場合の治療方法

矮小歯がある場合、歯が小さい部位に他の歯が移動してしまう場合があります。そのためすき間が多数に分散してしまうことが多いです。

治療にあたっては、すき間を矮小歯の前後に集めて、その部位にかぶせ物の補綴治療が必要になる場合があります。

下の歯。矮小歯1本。矯正後かぶせものの補綴治療

すきっ歯の原因となる習慣をなくす

当院では矯正治療を受けていただいた方に口腔筋機能療法(MFT療法)を行うことが可能です。
口周りの筋肉(口・舌・顔)を正しく機能させるトレーニングで、口呼吸や舌癖、滑舌などの改善が見込めます。

すきっ歯を目立たずに治せる?

矯正装置はいくつか種類があり、ご希望があれば目立たない装置で、歯の矯正治療を行えます。

マウスピース矯正

マウスピースをつけて、歯の位置をコントロールします。
マウスピースは透明で目立ちませんが、近くからみると、透明のマウスピースが見えます。

透明のマウスピース、金属ワイヤー不要、ご自身で取り外し可能

マウスピースの脱着は自分でするため、歯のお手入れ時や食事時、撮影時などはマウスピースを取り外して行えるのが特徴です。

裏側矯正

ワイヤータイプの装置を歯の裏側につけて、コントロールします。
装置を歯の裏側につけるため、正面から見ても気づかれないことが多い上、装置をつけたまま飲食が可能なため、社会生活への影響をおさえて治療できます。

ワイヤー矯正の一つ、歯の裏側に装着、微調整に長けている

当院では、裏側矯正を装着した際の違和感を小さくするため、比較的小さなブラケット(装置の部品)を使用します。

裏側矯正はお一人おひとりに合わせて装置を作ります。装置を通じて歯に直接力をかけるため、コントロール性に優れています。
仕上がりを高い水準で求める方にもお選びいただけます。

コンビネーション矯正

コンビネーション矯正は、上の歯列に裏側矯正、下の歯列に表側矯正をします。
上の歯は人から見られやすいですが、下の歯は唇に隠れるため見えにくいです。

コンビネーション矯正、上だけを目立たない装置で下だけを表側矯正

すきっ歯の矯正期間は?

すきっ歯を矯正する場合の期間は、治療内容により異なります。

前歯だけの部分矯正:もっとも短くできる矯正

歯の矯正期間は、数ヶ月で終わるものから2年以上かかるものまで、幅広くあります。

矯正治療を短く終えるポイント

  • すべての歯を矯正すると1年以上かかりますが、前歯のみなら短い期間で治療できます。
  • 装置はワイヤータイプとマウスピースタイプがありますが、ワイヤータイプのほうが短い期間で治療できます。

ご希望の矯正期間がある場合は、初めてのご来院時にお知らせください。
たとえば、「〇〇年〇月中に歯並びを変えたい」「〇〇年△月×日に撮影があるので、その日には整えたい」など。
矯正期間は部分矯正(前歯4本)が3~12ヶ月、全顎矯正は1~3年が目安です。

全顎矯正vs部分矯正:矯正期間の比較

部分矯正 全顎矯正
治療部位 一部の歯列
(前歯のみの場合)
すべての歯
歯を動かす期間(※2) 3~12ヶ月(※1) 1~3年
治療目的 審美性の回復 審美性の回復
咬合(機能性)の回復

※1 マウスピース矯正の場合、1.5倍程度の期間がかかります。
※2 歯を動かす治療を終えた後は、後戻りを予防するための治療(保定)を行います。

矯正以外の選択肢?

お口の状態によっては、インプラントや補綴治療を掛け合わせることで、完成度の高い治療が可能になります。

生まれつきの歯の本数が少ない方の場合

生まれつき歯の本数が少ない場合は、インプラントで増やすことが可能です。
矯正治療で歯並びを整えてインプラントをするスペースを作った後に、インプラントを行います。

生まれつき小さな歯がある方の場合

生まれつき歯が小さい場合、補綴治療で大きくすることが可能です。
矯正治療で歯の隙間を矮小歯のところにあつめ、矮小歯にかぶせ物の治療を行います。

すきっ歯のままでもいい?すきっ歯を放置するリスク

すきっ歯があると、歯の隙間に食べ物がはさまりがちです。
それ以外にも健康に影響を与えるリスクがあるので紹介します。

虫歯や歯周病のリスク

すきっ歯があると、歯垢を取り残しやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

発音への影響

歯の隙間から空気がもれるため、滑舌に影響する場合があります。
特に「サ行」の発音時に影響がでやすいです。

消化器官への負担

すきっ歯があることで、歯の咬合が機能しないことによる咀嚼機能低下が考えられます。
お口でかむのが十分でない分、胃腸への負担が増します。

心理的負担

子ども時代のすきっ歯は「カワイイ」印象をもたれがちですが、成長とともにコンプレックスになる方が少なくありません。
笑うときに歯を隠してしまったり、思うように笑えなかったりなど、心理的負担がしぐさに表れる場合があります。

すきっ歯の矯正に関するよくある質問

ここではすきっ歯の方が矯正治療を行う際によくいただく質問を紹介します。

すきっ歯をなるべく短い治療期間で治療するには?

一概には言えないのですが、矯正期間を短くするポイントは以下の二つです。

  • 矯正装置は、マウスピースよりも、ワイヤータイプの方が短い矯正期間で治療できます。
  • 矯正する歯を前歯だけにすれば、矯正期間は3ヶ月~1年と短期間で治療できます。(ワイヤー矯正の場合)

すきっ歯をマウスピース矯正で治療するデメリットは何ですか?

広告などでよく見かけるマウスピース矯正ですが、適応症例が限定的です。
すきっ歯の治療では、歯を横に平行移動するのが理想的です。
治療の実際を簡略化したのが次のイラストです。

理想は並行移動。マウスピース矯正は角度がついてしまう傾向がある

マウスピース矯正の苦手ポイント

マウスピースで歯を移動させると、歯の歯冠部分だけが移動して歯根は移動せず、歯に角度がついてしまう傾向があります。
歯冠部分とは歯の中で歯肉よりも上に出ている部分で、歯根とは歯の歯肉より下に埋まっている部分をさします。
もちろん歯に角度がつくことが望ましいケースもありますが、そうでない場合は望ましくない治療結果になる可能性があります。

マウスピース矯正の難点

マウスピースは歯の歯冠部分に面で力をかけます。
ワイヤー矯正では歯根から平行移動するように力をかけることができるため、このような問題は起こりません。

すきっ歯治療への思い

矯正治療の現場から

すきっ歯は、見た目や滑舌への影響が少なくありません。
患者さまの笑顔が明るくなり、嬉しいご報告をいただけることも多いので私たちとしてもやりがいを感じます。

そんな嬉しい変化を経験した方も
初めて矯正歯科に来る際は、不慣れで緊張する方も多いです。

お口の中はデリケートです。
当院では、カウンセリング時間を大切にしてお口の状態や治療プランについて詳しくお伝えします。
また、患者さまからの質問にも丁寧にお答えします。

 

矯正治療のはじめ方

初診の予約・ご相談

矯正治療を考えている方は、まず初診をご利用ください。(予約制・3,300円)
また、歯科医師と無料で相談できるオンラインカウンセリングもご利用頂けます。

  • 矯正治療を検討している
  • 自分に矯正治療が必要かを知りたい
  • 自分に合った矯正治療が何かを知りたい
  • いつかは矯正治療したいけど、まずは話を聞きたい

といった方を対象にしています。

東京加悦矯正歯科クリニックの院内写真

初診の流れ

  • 問診票へのご記入
  • 診察(担当医がお口やお顔を診ます)
  • カウンセリング
  • 最適な矯正治療プラン(仮)のご提示

初診カウンセリングでは問診票にご記入いただいた後、担当医がお口や顔、咬み合わせの状態を詳しく診ます。
初診では、レントゲンや歯を削ることはありません。
診断の後は、ご希望とお口の状況を合わせて、どんな治療が可能なのか、それに必要な期間や予算をお話させていただきます。
精密検査前なので仮の治療計画ですが、矯正治療を吟味するには十分な内容をお話できます。
治療を進めたい方は、当日または後日に精密検査の予約をお取りください。

 

よくある質問

初診では、どんなことをするの?

初診では、患者様の希望や症状を詳しくお聞きし、お口の中を診察します。
出っ歯のどの部分が気になるかをお伝えください。
担当医が治療プランをお話しします。

初診にかかる時間と費用は?

初診は約30分、費用は3,300円(税込)です。

初診前に相談は可能ですか?

矯正治療を始める前の患者さんにオンラインカウンセリングを行っています。
LINEのビデオ通話システムを利用して、ドクターと1対1で話せます。
音声会話だけでも可能ですが、映像でお口やお顔の状態を確認しながらですと、より詳しい内容のお話が可能になります。
完全予約制で、費用は無料、お時間は30分程です。

初診の次のステップは?

初診で提案された治療プランをご検討ください。
次のステップに進むことを希望する場合は、精密検査をご予約ください。
LINEまたはお電話でご予約をお願いします。

検査では、どんなことをするの?

矯正治療に必要な精密検査を行います。
部分矯正の場合の費用は22,000円、全顎矯正の場合は44,000円(税込)です。
※必要に応じて追加の検査をする場合があります。

検査の次のステップは?

検査後、患者様と相談を行い、最終的な治療プランを決定します。

歯並びの後戻りを防ぐための治療はありますか?

矯正治療後の綺麗にならんだ歯並びを維持するためには、保定治療が必要です。
矯正治療後、必ず保定治療を行います。
マウスピースや可撤式装置、ワイヤー固定などいろいろな種類の保定装置がありますが、当院では、主に患者様の負担が少ない、歯の裏側をワイヤーで固定する、ワイヤー固定を行っています。

保定治療にかかる時間と費用は?

保定治療の期間と費用は、治療の内容によって異なります。
処置料:1回あたり1,100円~3,300円(税込)

ご不明なことがありましたら、LINEチャットもしくはお電話でご相談ください。

あなたの笑顔を最高のものにするために、すきっ歯の悩みについて、当院での詳細な診察とカウンセリングを受けてみませんか?患者様一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたします。

03-6228-7107受付時間:10~19時 LINEでオンラインカウンセリングを予約する

すきっ歯矯正のご相談・ご予約

初診予約やご相談は、お電話またはLINEで受け付けています。
初診では「どんな矯正治療ならどこまですき間をなくせるか」お話できます。

03-6228-7107受付時間:10:00~18:30

日曜日は16時まで / 不定休あり

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